天空から愉しむ「寂」の美

2023年6月5日、熊本県上天草市にオープンした全11室のラグジュアリーホテル「天ノ寂」。刻一刻と移ろう海と空の景観と波の音を遮るもののない天空から愉しむ、寂の美意識がテーマだ。客室に備えられた、かけ流しの松島温泉や海の幸とともに、天草の自然と一体となる、ゆるやかで贅沢な時間を堪能したい。

Text Rie Nakajima

2023年6月5日、熊本県上天草市にオープンした全11室のラグジュアリーホテル「天ノ寂」。刻一刻と移ろう海と空の景観と波の音を遮るもののない天空から愉しむ、寂の美意識がテーマだ。客室に備えられた、かけ流しの松島温泉や海の幸とともに、天草の自然と一体となる、ゆるやかで贅沢な時間を堪能したい。

  • 天ノ寂(熊本)の外観
    海にせり出すように立つ、黒を基調とした6階建ての外観。
  • 天ノ寂(熊本)のスイートルーム
    スイートルームの内部。リラックスできる洗練された大人の空間。
  • 天ノ寂(熊本)のダイニング「わび」
    マジックアワーの海を一望する、ダイニング「わび」のカウンター。
  • 天ノ寂(熊本)の料理
    その日最もおいしい旬の海鮮を、食材に最も合った調理法で味わう。
  • 天ノ寂(熊本)、スペインの作家・イノクオの魚のオブジェ
    エントランスを彩るスペインの作家・イノクオの魚のオブジェ。
  • 天ノ寂(熊本)のバスルーム
    内湯、露天風呂にサウナや水風呂も備えたスイートのバスルーム。

天草といえば世界遺産にも登録されるキリシタンの歴史や南蛮文化が知られているが、豊かな自然にはぐくまれた海の幸と山の幸も魅力。夕食はダイニング「わび」にて、日本料理と鮨を堪能したい。近海でとれた旬の魚介を、料理人が自ら厳選し、最良の形で提供。ブランドよりも、本当においしいものだけを追求した、珠玉の一皿が味わえる。席は個室かカウンターから選ぶことができ、いずれも刻一刻と雰囲気を変える壮大な海の景色が、料理をさらにドラマチックに彩ってくれる。

景色から館内に目を移せば、地元や国内外の芸術にも触れることができる。キーホルダーや客室のオブジェは、熊本の彫刻家・上妻利弘(こうづまとしひろ)氏によるもの。ラウンジや客室は、天草出身の画家・横島庄司氏の作品が飾られている。エントランスには、スペインのアーティスト、イノクオによる魚のオブジェが。大作でなくとも、ふとした折に、天草さらさや天草産の陶磁器など、天草のアートに出合う瞬間も愉しい。

天草の海の景色と、静寂に包まれたハイクラスな空間、地元ならではの美食、そして豊かな文化。すべてが渾然一体(こんぜんいったい)となったもてなしが、旅の忘れがたい思い出となる。ほかでは体感できない、極上の休日を「天ノ寂」で満喫してもらいたい。

●天ノ寂
TEL 0969-56-3888

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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