時計の未来を刻む矜持

オンラインによる新たなタイムピース発表のプラットフォームとなった「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2021」。初参加したパテック フィリップは、ニューノーマル時代を見据えながら、伝統性を重視する一方、先進的な技術にも果敢に挑み、時計愛好家や関係者を感嘆させた。全てのモデルがハイライトというべき、完成度の高い新作群に、パテック フィリップの充実の“時”を見る。

Photo Masahiro Goda Text Yasushi Matsuami

オンラインによる新たなタイムピース発表のプラットフォームとなった「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2021」。初参加したパテック フィリップは、ニューノーマル時代を見据えながら、伝統性を重視する一方、先進的な技術にも果敢に挑み、時計愛好家や関係者を感嘆させた。全てのモデルがハイライトというべき、完成度の高い新作群に、パテック フィリップの充実の“時”を見る。

尽きることのない「ノーチラス」の魅力

ノーチラス
(左)通常の時針でローカルタイム、スケルトン時針でホームタイムを示す、パテック フィリップ独自のデュアルタイム機構を搭載。ゴールドならではのズシリとした装着感にプレステージ感が漂う。「ノーチラス・トラベルタイム・クロノグラフ5990/ 1」自動巻き、直径40. 5mm(10- 4時方向)、RGケース×RGブレスレット、12気圧防水、12,232,000円。
(右)大きな話題となったオリーブグリーン・ソレイユ文字盤の「ノーチラス」。抑制の利いた深みのあるグリーンに引き込まれる。「ノーチラス5711/1A」自動巻き、直径40mm(10-4時方向)、SSケース×SSブレスレット、12気圧防水、4,015,000円。

1976年のデビューから45年を経ても「ノーチラス」の人気は衰えを知らぬどころか、さらなる熱狂を呼んでいる。ウォッチズ&ワンダーズでは2021年が現行スチールモデル「5711/1A-010」の生産最終年になるとのアナウンスに衝撃が走ったが、オリーブグリーン・ソレイユ文字盤の「5711/1A-014」の発表は、それを凌駕するインパクトがあった。

水平エンボス模様に、放射状に光が広がるソレイユ仕上げを施した文字盤は、「ノーチラス」を特徴づけるものだが、オリーブグリーンが採用されたのは初めてのこと。ケースに反射した光と調和するエレガントな色調は、発表と同時に多くの愛好家を魅了してしまった。

また、コンプリケーテッド・ウォッチの一角を占める「ノーチラス・トラベルタイム・クロノグラフ」のニューバージョンも発表された。二つの時針によるデュアル・タイムゾーン表示、フライバック・クロノグラフ、12時位置のポインターデイト、ローカルタイムとホームタイムの昼夜表示などの複雑機構はそのままに、ローズゴールド製ケース&ブレスレット仕様となり、ブルー・ソレイユ文字盤を備た。スポーティーなラグジュアリー感が、一層際立つ仕上がりだ。

このほか「ノーチラス」としては、オリーブグリーン・ソレイユ文字盤のスチール仕様にバゲットカット・ダイヤモンドをセットしたバージョンや、婦人用ハイジュエリーモデルも発表された。「ノーチラス」の魅力は、尽きることがないかのようである。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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