疾走の先にある静寂

青々と茂る木々の間から太陽の光がこぼれ落ちる初夏の休日。爽やかな風を受けながら、熱海までの道を駆け抜ける。ドゥカティの「新型ムルティストラーダV4」で向かうのは、ふふ熱海。都市の喧騒から離れ、静謐な時間が流れる宿で旅の疲れを癒す。大人だけに許された贅沢なひとときを堪能したい。

Photo Satoru Seki Text Fumio Ogawa

青々と茂る木々の間から太陽の光がこぼれ落ちる初夏の休日。爽やかな風を受けながら、熱海までの道を駆け抜ける。ドゥカティの「新型ムルティストラーダV4」で向かうのは、ふふ熱海。都市の喧騒から離れ、静謐な時間が流れる宿で旅の疲れを癒す。大人だけに許された贅沢なひとときを堪能したい。

疾走の先にある静寂、ドゥカティ、新型ムルティストラーダV4
ドゥカティ「新型ムルティストラーダV4」。従来のモデルと比べ、走行性、安全性、快適性などが向上し、これまで以上に特別なライディング体験ができる。

イタリアの名門モーターサイクルメーカー、ドゥカティが手掛ける「ムルティストラーダV4」。ランボルギーニと同じグループに属するだけあって、走行性能、先進的安全技術、快適性、それにスタイルと、ほぼすべての領域で、高得点を目指している。このところ、モーターサイクルにご無沙汰だったとか、あえて今免許に挑戦してみようかなと考えている人もいるだろう。そういうスポーツ志向の人には、ムルティストラーダV4でのツーリングの気持ち良さを、あらためて強調したい。

ムルティストラーダは、多様な道といった意味のイタリア語からの造語が車名。ドゥカティは砂漠などを積極的に楽しみたい人のために「デザートX(ラリー)」というモデルを手掛けている。その経験なども、改良に生かされているはずだ。

1926年創業で、2026年に100周年という長い歴史をもつドゥカティ。少しでもモーターサイクルに興味がある人なら、どこかで‟いいなあ”と思ったドゥカティの製品に出合っているのではないだろうか。レースが好きなら、1988年に始まったスーパーバイク世界選手権でのドゥカティの活躍ぶりは先刻ご存じのはず。2003年からは二輪のF1とも呼ばれるモトGPに参戦。2025年シーズンを見ても、コンストラクター部門でドゥカティは圧倒的な1位だ。

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    フロントエンド、ホイール、エグゾースト・システムなどのデザインを一新。優れた性能はもちろん、ドゥカティのフラッグシップモデルにふさわしい装いとなった。
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    車速が10㎞/h以下になると車高が3㎜下がる車高自動調整機能を新たに搭載。ライダーの足つき性を確保してくれる。
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    高度な数値モデルに基づいて走行中の動きを予測。より安全で快適なライディングをサポートする。
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優れたレーシングマシンを作るメーカーの製品に乗りたい、というのは当然の心理だろう。ドゥカティが本社を置くイタリア・ボローニャ周辺ではとくに、さまざまなドゥカティモデルを楽しむライダーの姿を見かけることが多い。高速道路アウトストラーダを軽快に疾走していく、ムルティストラーダも少なくない。なぜ、それほど大ヒットしているのか。最大の理由は、走行性能にあるだろう。加えて、安全性や快適性のための装備が豊富な点も、大きな魅力になっているはずだ。列挙してみると、下記のものがある。

・手元のスイッチで切り替えられるドライブモード(スポーツ/ツーリング/アーバン/ウエット/エンデューロとある)
・シリンダー休止機構による好燃費(リッター15.2㎞)
・乗りやすさと高速での安定性の両立をはかる車高自動調整機能
・路面の状況に応じてダンピングを瞬時に最適化する電子制御サスペンション
・後輪用のブレーキペダルを踏むと走行状況に合わせて前輪ブレーキも作動させるブレーキシステム
・先行車追従機能付きアダプティブ・クルーズコントロール、前方衝突警告、ブラインドスポット検知機能などの高度なライダー・アシスタンス・システムを搭載

枚挙にいとまがないほどだ。とくに車高調節機能は、車速が10㎞/h以下になると車高が3㎜下がって、ライダーの足つき性を確保してくれるところが、高く評価されている。シートも、高さが違うものがえらべるようになっていて、配慮は細かい。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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