美酒の極み

イタリア北部、ロンバルディア州の丘陵地に広がる葡萄畑。ここで地名を冠したフランチャコルタという唯一無二のスパークリングワインが造られている。

Photo TONY TANIUCHI Text Junko Chiba

イタリア北部、ロンバルディア州の丘陵地に広がる葡萄畑。ここで地名を冠したフランチャコルタという唯一無二のスパークリングワインが造られている。

カーブ
ミッレジマートは30カ月、リゼルヴァは60カ月以上の瓶熟成。

フランチャコルタはその後、洗練されたワインブランドとして急成長。95年にはボトルのラベルから「スプマンテ(発泡性ワイン)の文字が消えた。フランスのシャンパーヌ同様、原産地呼称だけで生産地の領域、生産方式、ワイン名が表されるまでに特異な地位を獲得したのである。

現在118を数えるワイナリーでは、代々受け継がれてきた伝統的な製法、つまり栽培からボトリングまで手作業で行うことで極上の味わいを守り続けている。特徴的なのは、この地の葡萄は豊富な糖分を含むため、ドサージュを最低限に抑えられること。例えばナチュールは、ドサージュ・ゼロ。ふくよかな果実感としっかりした酸味がすばらしい。とくにこれからの暑い季節にマッチする超辛口だ。

また糖分が1リットル当たり12グラム以下の辛口ブリュットのタイプで造られるサテンも夏向き。5気圧以下と低めの内圧による滑らかな口当たりが魅力だ。クリーミーな泡と完熟果実の香り、心地良い酸味が涼やかなハーモニーを奏でる。このほか作柄の品質がとくに良い収獲年度の葡萄だけで造られるミッレジマートや、その中でも質が高く5年以上熟成させたリゼルヴァ、華やかな色合いが美しいロゼなど、糖分控えめの健康的で個性的な面々がそろう。

  • 阪急メンズ東京のフランチャコルタ バー 阪急メンズ東京のフランチャコルタ バー
    阪急メンズ東京のフランチャコルタ バー。常時10種がそろう。
  • 軟骨と豚のあたりめ 軟骨と豚のあたりめ
    2周年記念の一皿は豚の軟骨と豚のあたりめ。ナチュールに合う。
  • トリュフを練り込んだサラミ トリュフを練り込んだサラミ
    トリュフを練り込んだサラミなど、人気のおつまみの盛り合わせ。
  • 阪急メンズ東京のフランチャコルタ バー
  • 軟骨と豚のあたりめ
  • トリュフを練り込んだサラミ

これらのフランチャコルタをバイザグラスで楽しめるポイントがある。阪急メンズ東京3階のバーがその一つ。オープン2周年を迎え、軽食の記念セットを供するなど、キャンペーンを展開している。この機会に一度、立ち寄ってはいかがだろう。フランチャコルタの世界に気持ち良く酔えること請け合いだ。

フランチャコルタ協会日本事務局
www.franciacorta.net

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真のラグジュアリーとは何か

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真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
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