テントが証明する“百年の技術”

老舗アウトドアブランド「ogawa」で知られるキャンパルジャパンは、1914年に八丁堀で開業した小川治兵衛商店をルーツとする“百年企業”である。キャンプ人気が再燃する今、「ogawa」ブランドの存在感はいっそう輝きを増している。

Photo Satoru Seki Text Junko Chiba

老舗アウトドアブランド「ogawa」で知られるキャンパルジャパンは、1914年に八丁堀で開業した小川治兵衛商店をルーツとする“百年企業”である。キャンプ人気が再燃する今、「ogawa」ブランドの存在感はいっそう輝きを増している。

キャンパルジャパン代表取締役CEOの伊川良雄氏
キャンパルジャパン代表取締役CEOの伊川良雄氏。キャンプの魅力をショップやイベントなどを通して、さまざまなかたちで提案し続けている。

老舗アウトドアブランド「ogawa」で知られるキャンパルジャパンは、1914年に八丁堀で開業した小川治兵衛商店をルーツとする“百年企業”である。戦時中は軍用テントやザックなどの布製品を手掛け、戦後、「小川テント」として再出発。民間向けのテントづくりを始動させた。その後も紆余曲折あったが、時代の流れに洗われながらも、変わることなく「高品質」を追求し、揺るぎない信頼を確立してきた。キャンプ人気が再燃する今、「ogawa」ブランドの存在感はいっそう輝きを増している。

東京湾から海風が吹き抜ける新木場へ。ogawaの直営コンセプトストア「GRAND lodge 新木場」を訪問した。店内には大小二つのテント。内部にテーブルやイスを始めとするインテリアがかっこよく設しつらえられ、周囲の多種多彩なアウトドアグッズとともに、キャンプ場然とした空気を生み出す。ショップに足を踏み入れた瞬間、日常を離れて異空間に迷い込んだ気分になる。

「ここではスタッフが、たとえばビギナーの方にはテントの設営・撤収を分かりやすく丁寧にレクチャーしたり、ベテランの方には最新のギアをお勧めするなど、アウトドアライフの楽しみ方を提案しています」

小川テント(当時)に入社して27年、CEOの伊川良雄氏は自らキャンプ地でのイベントに赴くなど、キャンプの魅力を伝えてきた。今も「公私合わせて年間20回はキャンプに出掛ける」とか。フットワークの軽い“キャンパー社長”なのである。

その伊川氏は「ここ数年、キャンプ人気の再燃を実感している」という。

「キャンプのスタイルが多様化してきました。キャンプ人口が1500万人とも言われた1996年ごろのブームのときはファミリーキャンプが主体でしたが、今はソロキャンプをする方や、ペアとか女性だけのグループで遊ぶ方、フジロックのような音楽イベントで楽しむ方などいろいろ。おかげで減少の一途だったキャンプ人口が反転し、1000万人に迫る勢いで伸びています。
私たちはもっと多くの人たちにキャンプの楽しさを知っていただけるよう、ここのような直営コンセプトストアや、年初に『GRAND lodge 小平』2階にオープンしたカフェなどを、キャンプテントを始め、アウトドアグッズの情報発信基地にしていきたい。カフェは12月、大阪・八尾市のアリオ1階に2号店をオープンする予定です」

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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