IWC Schaffhausen
Portugieser Eternal Calendar
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4時半位置にのぞく400年で1回転する歯車により、一般的なパーペチュアル・カレンダーをしのぐ、永久に正確な日付を表示可能なエターナル・カレンダー機能を搭載。ムーンフェイズは4500万年に1日の誤差しか生じない驚異の高精度を誇る。ホワイトラッカー仕上げのガラス製文字盤と、ガラス製インダイヤルによる立体感も目を引く。
「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー IW505701」自動巻き、ケース径44.4㎜、PTケース×サントーニ社製アリゲーターストラップ、5気圧防水、価格要問い合わせ。
11月13日、「ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ2024」の結果が発表された。総合グランプリの「金の針賞」に輝いたのは、IWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」だった。通常のパーペチュアル・カレンダーでは対応していない、100年に1度、さらに400年に1度のイレギュラーなうるう年規定もカバーしたエターナル・カレンダーを搭載。さらにムーンフェイズは4500万年に1日の誤差しか生じない驚異の高精度を誇り、ギネスブックにも登録。チャレンジングでありつつも王道的、しかも話題性もあり、この受賞は順当なものと映った。
筆者はハジメ・アサオカとグランドセイコーという日本からの2ブランドがノミネートに残ったメンズ・ウォッチ部門に注目していたが、ここはGPHG常連のカリ・ヴティライネンが制した。
一方、日本からチャレンジ部門にエントリーしていた大塚ローテックが栄冠を手にしたのは快挙。ノミネートされた3部門全てを制したヴァン クリーフ&アーペル、6部門にノミネートされ2部門で受賞したショパールにも称賛を送りたい。
昨年「金の針賞」に輝いたオーデマピゲが不参加など、やや寂しい話題がありつつも、ビッグメゾンと独立系とが入り交じり、時計界のダイナミズムを存分に伝える結果となった。各部門の受賞作の中から、日本でもアクセスしやすいブランドのモデルをここに紹介している。及び4ページ目には受賞を逃しながらも、注目すべきノミネート作もセレクトした。

