新感覚の寿司レストランが誕生

8月1日に開業したフォーシーズンズホテル大阪に、モダンフレンチの巨匠、ヤニック・アレノ氏が監修する寿司レストランが誕生。この10月25日にオープンした。果たして、どんな寿司のコースを食べさせるのだろうか。興味津々である。

Text Hiroko Komatsu

8月1日に開業したフォーシーズンズホテル大阪に、モダンフレンチの巨匠、ヤニック・アレノ氏が監修する寿司レストランが誕生。この10月25日にオープンした。果たして、どんな寿司のコースを食べさせるのだろうか。興味津々である。

一食のコースの中で、フランスへ行ったり、日本へ戻ったり、あるいは、どこの国ともいえないようなエキゾチックな口福も感じたり、浮遊感のある楽しい旅を続けているような印象さえ受ける。寿司という食べ物をこんなに胸弾ませる楽しい食事にできるのかということに、改めてアレノ氏の懐の深さと引き出しの多さに感心させられる。

ご自身の寿司との出会いは?と聞いてみると「著書のライターであったジャーナリストの故・増井和子さんに私は日本の食の素晴らしさを教えてもらいました。寿司にしても同様です。あるとき、横浜の『鮨水谷』(現在は閉店)に連れて行ってもらったのですが、これまで食べてきたどんな寿司とも異なり、水谷さんの寿司から離れられなくなったのです。それから1週間、水谷さんの家に泊めてもらい、市場に同行し、仕込みをすべて見せてもらい、夜はビールを一緒に飲んで過ごしました。その1週間で寿司というものに向き合う姿勢、しゃりの切り方や包丁の仕方から、酢で締めたり、漬けにしたりとすべての仕事の緻密さ、正確さに心底感銘を受けました。それで、いつか、自分の店でも寿司を出せたらと漠然と思うようになったのです」と。

そして、その夢物語が実現したのは2018年。パヴィヨンという歴史的な建造物の中にあるアレノ氏の店の1階を寿司レストランにした。当時はフランス人が寿司レストランを出すということで、業界中が反対したという。しかし開業後、半年(2019年)でミシュランの二つ星を獲得。アレノ氏の前菜、職人による江戸前の握り、最後はデセールというスタイルの寿司店がパリで認められたのだ。

フランス・パリ、モナコに続く3店舗目となる「ラビス」。必ずや新感覚の寿司体験ができる、新しい舞台。ラグジュアリーなフォーシーズンズホテル大阪の空間とともに、特別のひとときを過ごしに出かけたい。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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