東京で、日本を巡る Nipponキュイジーヌ

星のや 第1回

都心の高層ビル群に立つ「塔の日本旅館」星のや東京。温泉大浴場を備えた日本旅館ならではのくつろぎは、大都会・東京で体験することで類いまれな非日常感が際立つ。江戸・東京の文化に触れる滞在のアイコンともいえるのが、ディナーコース「Nipponキュイジーヌ~美食の集い~」だ。

Text Kei Sasaki

星のや 第1回

都心の高層ビル群に立つ「塔の日本旅館」星のや東京。温泉大浴場を備えた日本旅館ならではのくつろぎは、大都会・東京で体験することで類いまれな非日常感が際立つ。江戸・東京の文化に触れる滞在のアイコンともいえるのが、ディナーコース「Nipponキュイジーヌ~美食の集い~」だ。

星のや 第1回、東京で、日本を巡る、星のや東京
デザートのように繊細な「ママカリ」。同じ小魚(サッパ)で仕込んだアンチョビを使ったバーニャカウダソースを添えて。料理はコース33,880円(宿泊料別)より。

星のや東京は、東京のホテル業界に新たな風を吹き込み、「旅館」の概念を刷新した。東京・大手町にそびえる「塔の日本旅館」というこれまでにない新しい温泉リゾートは、玄関で履物を預けた瞬間から、陰影と四季を尊ぶ和のおもてなしが始まる。都心のラグジュアリーホテルや地方の高級旅館とは異なる、独自の心地よい時間が流れる空間を提供している。

この体験のハイライトとなるのが、ディナーコース「Nipponキュイジーヌ~美食の集い~」である。2023年10月に総料理長となった岡亮佑シェフが厨房を率いており、日本各地の食文化をフランス料理の技法で表現した11皿のコースを監修。江戸時代の「参勤交代」に着想を得て、日本各地で育まれた食文化をフランス料理の技法で表現するオリジナルのコースだ。季節ごとに焦点を当てる地域を変え、旬の味覚を存分に楽しめる構成となっている。

秋のコースでは、秋刀魚を使った蒲焼き風の一皿が提供され、軽やかで香ばしい胡麻と卵白の生地と、梅干しの酸味が秋刀魚の脂の甘みを引き立てる。さらに、岡山の「ママカリ」は、バルサミコ酢とカラマンシービネガーでアレンジし、キャビアとフレッシュチーズを合わせた一皿に昇華されている。福岡の「水炊き」もフランス料理の技法で再構築され、香りや深みのある味わいが広がる。

岡シェフは「どの土地にも豊かな食文化があり、アイデアは尽きない」と語り、シンプルに「おいしかった」と思える体験を目指している。

星のや東京では、畳や障子越しの光、大浴場での温泉など、東京・大手町にいることを忘れさせる特別な時間が流れている。非日常の中で、ふと都会にいることを思い出し、格別な非日常感に満悦するのだ。

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    地層をイメージした地下のダイニングは、静謐な空間。六つの畳敷きの個室、四つのテーブル席、カウンター席が用意されている。
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    地下1500mからくみ上げる天然温泉「大手町温泉」が浴槽を満たす大浴場は、最上階の17階に。高い天井から空を望む露天風呂も。
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    各階が一つの旅館のイメージ。6室の客室と、その宿泊客専用の共有空間「お茶の間ラウンジ」から成り、14フロア連なる構造が「塔の日本旅館」の名の由縁。
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    80㎡の広さがある客室「菊」。外装を覆う江戸小紋「麻の葉くずし」柄の格子が、室内に美しい影を落とす。
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●星のや東京
東京都千代田区大手町1-9-1
TEL 050-3134-8091

※『Nile’s NILE』2024年11月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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