「山の鳥取」が生む食の絶品

鳥取の食材というとカニなどの海の幸のイメージが強いが、南部に連なる山間部でも魅力的な品々が多数作られている。清冽な水、澄んだ空気、深い山林。こうした自然条件と、情熱ある生産者がかけ合わさり、新しい絶品が次々と生まれているのだ。今回は「食パラダイス鳥取県」の中から、わさび、えごま油、しいたけ、米、ジビエを紹介する。

Photo Masahiro Goda Text Izumi Shibata

鳥取の食材というとカニなどの海の幸のイメージが強いが、南部に連なる山間部でも魅力的な品々が多数作られている。清冽な水、澄んだ空気、深い山林。こうした自然条件と、情熱ある生産者がかけ合わさり、新しい絶品が次々と生まれているのだ。今回は「食パラダイス鳥取県」の中から、わさび、えごま油、しいたけ、米、ジビエを紹介する。

鳥取、西河商店。わさびの栽培、わさび製品の製造・販売
西河商店
鳥取県中部の関金町。その山深い場所でわさびを栽培し、わさびオイルを始めとする製品を製造、販売する西河商店。重機の入らない山奥に、人力で渓流式のわさび田を作り、100年前からこの地にあったわさび栽培を復活させた。

西河商店

古くからの生産者の知恵、IターンやUターンの若手による新たな視点。それらによる新しい産物が鳥取県で作り出されている。

わさびの風味がしっかりと生きる上質なオイルを製造する西河商店。県中部の関金町(せきがねちょう)、渓流に恵まれた地にある。

原料のわさびは、渓流そばのわさび田で栽培。わさび田にはすぐ横の湧水(ゆうすい)を流しているので水がきれいだ。加えて水温も13℃前後で安定しているので通年でわさびを栽培できる。

社長の西河わさびさんは、7年前に関西から移住して同社を設立した。「わさび」という通称を名乗り、名実ともにわさびに没頭する。
「この地は古くからのわさび産地でしたが、まったく知られていませんでした。それをブランド化しつつ、わさびの質を保つために病気をブロックする方法を開発。無菌化したわさびを培養し、その苗をわさび田に植えています」と説明してくれた。

同社の主力製品はわさびオイルだが、最近はわさび根、若葉も都内のレストランに出荷し、好評だ。生鮮品の出荷も伸ばしたいと話す。

  • 鳥取県中部の関金町。わさび作りに向く
    関金町は鳥取県中部の山間部に位置し、渓流や湧水が豊富。澄んだ水がわさび作りに向く。
  • 鳥取、西河商店。社長の西河わさびさん
    社長の西河わさびさん。名前の「わさび」は通称。「海外でも、すぐに覚えてもらえます」
  • 鳥取、西河商店。渓流式のわさび田
    渓流式のわさび田。根のほか、小さな葉も「マイクロ葉わさび」として東京のシェフに販売。
  • 鳥取、西河商店。「わさびオイル」
    わさびみそ、わさびあられなど、西河商店の数々の商品の柱となるのが「わさびオイル」。
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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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