能登の素晴らしさを料理に

池端隼也氏が石川県輪島に“故郷回帰”して約10年。2014年にオープンしたラトリエ・ドゥ・ノトは、地元に愛され、また外に向って“能登フレンチ”を発信する店として、着実に歩んできた。最大の魅力は「能登の豊かな自然の恵みを丸ごと味わえる」ことである。

Photo Masahiro Goda  Text Junko Chiba

池端隼也氏が石川県輪島に“故郷回帰”して約10年。2014年にオープンしたラトリエ・ドゥ・ノトは、地元に愛され、また外に向って“能登フレンチ”を発信する店として、着実に歩んできた。最大の魅力は「能登の豊かな自然の恵みを丸ごと味わえる」ことである。

ラトリエ・ドゥ・ノト 冬のスペシャリテ「のと115のコンフィ」
冬のスペシャリテ「のと115のコンフィ」。池端氏いわく、「能登の風土が椎茸を肉厚にし最高の食材へと引き立てます」と。

小学校から高校までずっと野球少年。高校3年生の進路選択で選んだのが料理人だった。

「野球ばかりやってきた僕は、世の中の職業の数を20も知らなかったと思います。だから、人を喜ばせる、幸せにすることを仕事にと考えた時、それほど迷わなかったです」

そして「一刻も早くこの田舎を出たい」と思っていた池端隼也氏は、大阪を皮切りに料理人人生をスタートさせ、やがてフランスへの憧れを抱く。

「大阪で働いていた頃、レストランのシェフにフランスの三つ星店に食べに連れて行っていただきました。マルク・ヴェラ、アラン・シャペル、レジス・マルコンなど地方の最高峰のレストランばかり。感動の連続で、フランスでフランス料理を学びたい、と強く思いました」

それからフランス・ブルゴーニュへと旅立ち、地方の星付きレストランを中心に4年半修業し、帰国。大阪・福島でレストランの開業を目指していた。

「福島でお店をやろうと思い準備をしていました。その前に経営の勉強や病気療養中の母と一緒にいようと思い、3カ月間の予定で輪島に帰りました」

この久しぶりの帰郷が転機になる。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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