絆が距離を縮める

イタリア北部のトレヴィーゾ出身のルカ%#12539;ファンティンさんにとって、「地産地消といえば、私にとっては祖母の作る料理です。家族のための毎日の料理」という。東京で店を構えるファンティンさんが、今、日本で作る地産地消とは。

Photo Masahiro Goda  Text Izumi Shibata

イタリア北部のトレヴィーゾ出身のルカ%#12539;ファンティンさんにとって、「地産地消といえば、私にとっては祖母の作る料理です。家族のための毎日の料理」という。東京で店を構えるファンティンさんが、今、日本で作る地産地消とは。

ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン ルカ・ファンティン氏

「地産地消といえば、私にとっては祖母の作る料理です。家族のための毎日の料理」と、ルカ・ファンティンさんは話す。

ファンティンさんはイタリア北部、ヴェネト州のトレヴィーゾ出身だ。トレヴィーゾは農畜物を豊かに産するエリアで、多彩な海産物が揚がるベネチア湾からもアクセスが良い。山も近いので、キノコなどの野の恵みも豊富。そんな食材に恵まれた場所で成長した。

「祖母は家のそばに畑を持ち、そこでとれる季節の野菜、新鮮な卵をいつも料理に使っていました。私たち家族と親戚は週に何度も祖母の家に集まり、そんな彼女の手料理を共にしていたのです」
まさにファーム・トゥ・テーブルな環境だ。「そういう意味では、私の原点はトレヴィーゾの地産地消にあるといえます」

今、ファンティンさんは銀座の中心に位置する、東京を代表するファインダイニングレストランのエグゼクティブシェフを務めている。来日してこの任に就いてから、この秋で14年もの年月が経つ。

その14年の間、彼は日本の素材を尊重する姿勢と探究心を一貫して大切にしてきた。日本でイタリア野菜を栽培している農家を探し、店の休みを利用して訪問。今ではイタリア野菜はもとより、それ以外の野菜、畜産物を真摯(しんし)に作る生産者たちとの絆を構築し、魚介類に関しても信頼できる仲卸を得ている。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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