ジビエの神様

捕獲したばかりの鹿を素早く切り分け、30分程度ですべての肉を冷凍庫に収める。河戸さんが処理したジビエを食べるとガラッとイメージが変わるという。

Photo TONY TANIUCHI  Text Rie Nakajima

捕獲したばかりの鹿を素早く切り分け、30分程度ですべての肉を冷凍庫に収める。河戸さんが処理したジビエを食べるとガラッとイメージが変わるという。

わかさ29工房
河戸さんがあっという間にさばいた鹿のモモの部分。部位に分けたら、すぐに真空パックにしてマイナス2℃の冷蔵庫へ。ここで1週間程度寝かせるのがいいそうだ。モモはどの部位も1kg2,000円で購入できる。
(1段目左から)肉モモ、シキンボウ、シンタマ、外モモ
(2段目左から)イチボ、ヒレ

2年前、ジビエ解体処理施設としてホンシュウジカでは、日本で初めて鳥取県HACCPの認定を受けた。去年は鹿だけでも年間約2300頭をさばき、東京や関西のレストランに送っている。

「中国山地は水が豊かで、鹿の食糧になる木の実がたくさんあります。それに毎晩、峻険(しゅんけん)な山を降りて、夜明けとともに3〜4kmはまた山道を駆け登るのですから、筋力がある。他県から研修に来る人には、ここの鹿は肉がよすぎて、勉強にならんみたいです」と、我が子のように若桜(わかさ)の鹿を自慢する。

赤い宝石のような鹿肉は、冬はもちろんのこと、雄が脂肪を蓄える夏も美味である。

●わかさ29工房
TEL 0858-71-0429

※『Nile’s NILE』2019年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
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