惜しみない贅沢

和菓子職人として修業を重ねてきた江良さんは、かき氷を作るときも和菓子文化から外れないよう心掛けている。クオリティーの高いフルーツを贅沢に使い、スイーツの一ジャンルとして定着することを目指す。

Photo Satoru Seki Text Izumi Shibata

和菓子職人として修業を重ねてきた江良さんは、かき氷を作るときも和菓子文化から外れないよう心掛けている。クオリティーの高いフルーツを贅沢に使い、スイーツの一ジャンルとして定着することを目指す。

茶寮 億万
和菓子店で修業の後、かき氷の世界に進んだ江良保正さん。自由な発想でインパクトあるかき氷を次々と生み出す。

バニラのような西洋素材を用いたかき氷は、前職の時から取り組んでいたという。「ターメリックやカルダモン、クローブといったスパイスのほか、コアントロー、ブランデーなどの洋酒も使いましたね」。和菓子に真剣に向き合うほど、こうした素材に意欲的になったという。

「私はかき氷を作る時も、和菓子文化から外れないよう心がけています。と同時に、そもそも和菓子の起源は中国からの外来。海外の要素を抱き込んでこそ、和菓子は進化すると思っているのです」

その一方で、かき氷店としてはめずらしく、小豆あんは店で炊く。
「粒が大きく味がよい、十勝産の雅を使っています。大粒の方が、風味が豊かですが、炊くのが難しい。その点、私は和菓子職人として培った技術がある。かき氷に使う小豆あんとしてほかにない、最高品質のものを作っていると自負しています」

江良さんには、目指すかき氷の世界がある。
「スイーツの一ジャンルとして定着してほしいのです。ちょうど、パフェがそうであるように」
今、かき氷がブームといっても、まだまだ業界の規模は小さい。「だから裾野を広げたい。日本のお客様にはもちろん、いずれ復活するインバウンドのお客様にも楽しんでいただきたいと思っています」

●茶寮 億万
東京都新宿区新宿3-36-12 杉忠ビル4F
TEL 070-6964-5337

『茶寮 億万 はなれ』のオープン準備に伴い、2023年4月9日の営業をもって一時休業。
営業再開のタイミングは、決まり次第SNSでアナウンスの予定。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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