相模湾・乱舞する朝獲れ魚たち 平塚編

海・山・川の恵みが混じり合う相模湾。この特殊な地形こそが、相模湾に豊漁をもたらすのだ。おいしい魚を求めて、相模湾のおひざ元、小田原漁港と平塚漁港に行ってみた。

Photo Masahiro Goda  Text Junko Chiba

海・山・川の恵みが混じり合う相模湾。この特殊な地形こそが、相模湾に豊漁をもたらすのだ。おいしい魚を求めて、相模湾のおひざ元、小田原漁港と平塚漁港に行ってみた。

  • 平塚市漁業協同組合総務主任・伏黒哲司氏平塚市漁業協同組合総務主任・伏黒哲司氏
    平塚市漁業協同組合総務主任・伏黒哲司氏。富山の山間部出身だが、大学進学をきっかけに平塚に定住。2010年から「おいしい地どれ魚の普及キャンペーン大作戦」を主導。PRキャラクター・ひらつかタマ三郞を起用し、さまざまなイベントを展開するなど、漁業を熱くPRする。
  • 平塚漁業の守り神・竜宮社平塚漁業の守り神・竜宮社
    平塚漁業の守り神・竜宮社は、湘南大橋のたもと、海に向かって立つ石祠(せきし)。地元では「リュウゴンサン」と呼ばれ親しまれている。2月と9月の年2回の祭りや、月々の行事があるほか、漁があった時には船主や船頭がオハツとして、獲れた魚を供えるという。
  • 平塚漁港 しらす漁・丸八丸平塚漁港 しらす漁・丸八丸
    しらす漁・丸八丸の“海部隊”。寛栄丸も同じ白い船なので、見分けやすいよう、丸八丸はピンク、寛栄丸は黄色とテーマカラーを設けている。しらす漁漁師にはもう一つ、青い船の佳栄丸がある。いずれも浜の店舗で生・釜揚げ・沖漬けなどの商品を販売している
  • 平塚市漁業協同組合総務主任・伏黒哲司氏
  • 平塚漁業の守り神・竜宮社
  • 平塚漁港 しらす漁・丸八丸

「地域産業の衰退に危機感を覚えた」漁協は、だからがんばった。定置網漁業の漁師が自ら朝獲れ鮮魚の直売に乗り出したほか、しらす漁や刺し網漁業、遊漁船業の漁師も加わって、平塚新港荷さばき施設での「地どれ魚直売会」を始めた。これが話題を呼び、釣り客や観光客なども巻き込んで、売り上げが大幅にアップしたという。

「今、シイラ・プロジェクトを展開しています。シイラって小さいのは売り物にならないんですが、調理を工夫すればおいしくいただけます。バーガーやフィッシュ&チップスなどを調理・提供して、普及を目指しています。あと、サバラーメンのようなユニークな料理を開発するなど、平塚の魚の認知度を高める努力を続けています」
湘南に平塚漁港あり。その底力が今後もより発揮されるだろう。

平塚漁港 しらすづくり
(左)水揚げしたばかりのしらすは、まず水洗い。
(右)釜で一気に塩ゆで。塩はメキシコ塩田のもの。
平塚漁港 しらすづくり
(左)水気を飛ばして、冷ます。
(右)天日で干す。

●湘南しらす 丸八丸
神奈川県平塚市千石河岸53-7
TEL 0463-22-7260

相模湾・乱舞する朝獲れ魚たち 小田原編
相模湾・乱舞する朝獲れ魚たち 平塚編

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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