2022年「世界のベストレストラン50」、日本勢大躍進!

世界27の国と地域のジャーナリスト、フーディーズ、レストラン関係者など、世界で1080人の食のプロの投票によって世界のベストレストランを決める「The World’s 50 Best Restaurants awards 2022」が、発祥の地であるロンドンで開催。日本勢も大健闘した、そのアワードの様子をお伝えする。

Text Hiroko Komatsu

世界27の国と地域のジャーナリスト、フーディーズ、レストラン関係者など、世界で1080人の食のプロの投票によって世界のベストレストランを決める「The World’s 50 Best Restaurants awards 2022」が、発祥の地であるロンドンで開催。日本勢も大健闘した、そのアワードの様子をお伝えする。

1位は誰しもが納得の「ゲラニウム」

「The World’s 50 Best Restaurants awards 2022」1位の「ゲラニウム」チーム
「ゲラニウム」チーム。

結果は、ラスムス・コフォードシェフ率いる「ゲラニウム」の勝利に終わり、「セントラル」が2位にランクアップした。

実は、コフォード氏は、料理界のオリンピックとも言われる技能選手権「ボキューズ・ドール」でも金賞を受賞した唯一のシェフであり、また、自国では三ッ星を有する、真の実力者。誰しもが納得の1位とのことだった。

コフォード氏をよく知る、浜田統之氏(星のや東京総料理長)にそのすごさを聞いてみると「機械のように緻密で精巧な技術を持ち、野菜使いや色彩感覚に特に秀でている」とのことだ。

昨年より、メニューからミートフリー宣言をしており、そうしたレストランが1位になることも、まさに、今の時代を感じさせる。

「ゲラニウム」ラスムス・コフォードシェフ
「ゲラニウム」ラスムス・コフォードシェフ。

また、「セントラル」のマルチネス・ビルジリオ氏も、クスコにその文化を受け継ぐレストラン「ミル」を開店したり、アマゾンの生態系の研究をしたりと、社会貢献に熱心だ。7月には東京に初となる支店「MAZ(マス)」をオープンしたばかりで、日本人にとっても、さらなる高評価は嬉しい限りだ。

2年連続勝利を飾るデンマークの強さ

ところで、「noma」、「ゲラニウム」と2年連続のデンマークの勝利となったわけだが、2018年以降、同一国の連続優勝はない。この強さの源はいったい何なのであろうか。

10年間日本のチェアマンを務める中村孝則氏に意見を聞いた。

「なんといっても、nomaの存在が大きいのだと思います。北欧でしか食べられない、北欧料理の価値を作り上げ、それをブラッシュアップすることで、世界的なフーディを集めるにいたり、ゲストとレストラン双方で急速なガストロノミー化が進んでいきました。Nomaがおこしたニューノルディックの波にうまく皆が乗っていったのです」と。

実際、さらに18位に「アルケミスト」、38位に「ジョードナー」とニューレストランもランクインしてきている。25位のスエーデンの「フランツェン」まで入れて、北欧勢の4転の入賞は、2002年のワールドベスト50の創設時には、考えられないことであったろう。

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
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アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
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