ロメロ・ブリット イン ジャパン!

ポップアートシーンを代表するトップランナー、ロメロ・ブリット。その常設ギャラリー「BRITTO」が、この春、銀座、軽井沢の2拠点にオープンする。そのセレモニーに出席するため、ロメロの来日が決まった。

Text Mizuki Ono

ポップアートシーンを代表するトップランナー、ロメロ・ブリット。その常設ギャラリー「BRITTO」が、この春、銀座、軽井沢の2拠点にオープンする。そのセレモニーに出席するため、ロメロの来日が決まった。

ロメロ・ブリット イン ジャパン!、BRITTO GINZA、BRITTO KARUIZAWA
〈BREAKFAST AT TIFFANY’S〉(2023年) 映画『ティファニーで朝食を』に出演したオードリー・ヘプバーンを描いた一作。

希望、幸せ、愛──見ているだけで明るい気持ちになれる絵画や彫刻作品で人々を魅了し続け、いまや世界100カ国以上のギャラリーや美術館で作品が展示されているポップアート界のトップアーティスト、ロメロ・ブリット。昨年には日本でも、実に28年ぶりの大規模な来日展が行われ、その反響を耳にした人も少なくないだろう。そんな彼の常設ギャラリー「BRITTO KARUIZAWA」が、この春、軽井沢・KYUKARUGALLERY内に新たにオープンする。あわせて、同じく常設ギャラリーである、銀座・東急プラザ内にあるホープベアーギャラリーもリニューアル。「BRITTO GINZA」として、新たなスタートを切る。

1963年、ロメロ・ブリットはブラジルの歴史ある港湾都市・レシフェに生まれた。幼いころから絵を描くのが好きな彼だったが、決して豊かとはいえない家庭環境で、キャンバスを買う金銭的な余裕はなかったという。そこでロメロがキャンバスにしたのは、なんと新聞紙。彼はこの時期に独学で絵画を学び、創造性と、現在のダイナミックな作風の基礎を作り上げた。

それからおよそ20年。ロメロは、パリでマティスやピカソの作品に出合う。キュービズムの抽象表現と、時代や大衆のニーズを具現化するポップアートを融合させた独自のスタイルを確立した彼は、本格的に活動を開始。1989年には、ポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルやキース・へリングと並んで著名な広告プロジェクトに選出されたことをきっかけに、一躍有名となった。鮮やかな色彩と、それを際立たせる力づよい黒の輪郭、視覚的なインパクトをもたらす大胆なパターンで構成された作品群はアートになじみのない人の心をも明るく照らし、2010年・2014年のFIFAワールドカップや2012年・2016年のオリンピックのオフィシャル・ポスター・アートを手掛けるなど、着実にトップアーティストへの道を進んでいったのである。

「カラフルな絵を描いていると、自分自身とても楽しい。その気持ちを周囲にも伝え、多くの人をハッピーにしたい」というのが創作の根源なのだという。ポジティブな変革を生み出すことがアーティストの、そして自分自身の役割であると考える彼は、250を超えるチャリティー事業や慈善団体などに寄付や支援を行っている。作品、そして生き方そのものを通じて人々に愛を伝える。彼は、まさに“愛の伝道者”なのだ。

そんなロメロの作品を見、アートの世界観を体験することができる場所が日本国内に増えたのは、なんとも喜ばしいことだ。「BRITTO」各店舗のオープン日は、銀座本店が4月8日、軽井沢店が4月12日。初日にはそれぞれの会場で、来日したロメロ・ブリット本人がテープカットセレモニーを行う。在廊しているロメロと交流することができるまたとないチャンスを逃す手はないだろう。この新しいギャラリーに、ぜひ足を運んでほしい。

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    〈GROWING UP COLLECTION (ROMERO)〉(2024年) 自画像。明るい人柄があふれている。
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    〈IT’S A BEAUTIFUL DAY( NEW DAY)〉(2024年) トレードマークのハートをモチーフにした作品。
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    〈THUMBS UP SONIC〉(2024年) セガのマスコットキャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグとのコラボ。
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    「BRITTO GINZA」の完成予想図。
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    「BRITTO KARUIZAWA」の完成予想図。
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BRITTOショップ情報


BRITTO KARUIZAWA
〒389-0102
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢643-1 KYUKARU GALLERY 1F
オープン・テープカット 2025年4月12日(土)14:00
TEL:0267-46-9920

BRITTO GINZA
〒104-0061
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座4F
テープカットセレモニー 2025年4月8日(火)17:00〜18:00
TEL:03-6264-5123

●ホープベアー
customer@hopebear.shop

※『Nile’s NILE』2025年4月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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