白神山地の太古の森|ブナ林・動植物・世界自然遺産登録の背景を知る

秋田県と青森県の県境に広がる白神山地の中核は、約1千万本のブナに覆われた原生林だ。その白神山地が、日本で初めての世界自然遺産に登録されてから今年で31年。樹齢300年を超すブナの巨木を中心に、絶滅危惧種の植物や貴重な動物たちが連綿と命をつなぎ続ける太古の森を訪れた。

Photo Masahiro Goda  Text Rie Nakajima

秋田県と青森県の県境に広がる白神山地の中核は、約1千万本のブナに覆われた原生林だ。その白神山地が、日本で初めての世界自然遺産に登録されてから今年で31年。樹齢300年を超すブナの巨木を中心に、絶滅危惧種の植物や貴重な動物たちが連綿と命をつなぎ続ける太古の森を訪れた。

太古の森を歩く、白神山地、NilesNile4月号特集
(上段左)花びらが「大」の文字に見えるダイモンジソウ。(中)トチの葉によく似たトチバニンジンが赤い実をつけた。(右)葉の表に葉脈が目立ち、どちらが表か裏か戸惑うリョウメンシダ。
(下段左)マタギはこうした大きな葉などを、山菜やキノコを包むのに活用。(中)夏に美しい白い花を咲かせるミヤマセンキュウに寄ってきたキイロスズメバチ。(右)大きなどんぐりを実らせるミズナラ。
太古の森を歩く、白神山地、NilesNile4月号特集
(上段左)亀の甲羅を連想させる葉のオオカメノキ。その実は赤くてかわいらしい。(中)ヒロハユキノハザサの実。白神山地のものは葉が大きいそうだ。(右)湿った場所に生えるウワバミソウは、山菜のミズとして好んで食べられる。
(下段左)方向によって白と赤に見えるミズヒキ。そこに止まった白いチョウ。(中)4枚の葉の中央に黒い実をつけるため、羽根つきの羽根に例えられるツクバネソウ。(右)腹痛の特効薬として有名な薬草、ゲンノショウコ。かわいい白い花を咲かせる。
太古の森を歩く、白神山地、NilesNile4月号特集
(上段左)弱ってきた木の表面にたくさん発生するツリガネタケ。(中)かつて秋田と青森をつなぐ林道として計画された青秋林道の終点に登山口がある。(右)白い繊細な花をつけるマイヅルソウ。葉脈の走り方がユニークだ。
(下段左)二ツ森登山道を歩いていくと解説板でブナ林を案内してくれる。(中)真っ黒に熟したツバメオモトの実。(右)森の外へ日光を求めて大きく枝を伸ばす木も。手前はハウチワカエデ。
太古の森を歩く、白神山地、NilesNile4月号特集
(上段左)標高1086mの二ツ森は、秋田県藤里町と青森県鯵ヶ沢町の県境に位置する。(中)白神山地の固有種の一つツガルミセバヤ。ひっそりとつぼみをつけていた。(右)古い木にはコケがついたり、ツタが絡まったりと、それぞれが共生している。
(下段左)ナナカマドの赤い実。秋が深まると葉も真っ赤に紅葉する。(中)林床はチシマザサで覆われる。これは6、 7月に収穫できる山菜の「笹たけのこ」だ。(右)吸蜜にやってきたクモガタヒョウモン。
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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
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Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
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