なぜ『鬼滅の刃』か?

2020年秋に公開された劇場版アニメ映画の歴史的ヒットで海外からも熱い視線を集める『鬼滅の刃』。なぜこのタイミングでこの作品がここまでの注目を集めるのか。その理由と作品の魅力について、3人の知識人たちに分析していただいた。

Photo Masahiro Goda  Text Hina Tomizawa

2020年秋に公開された劇場版アニメ映画の歴史的ヒットで海外からも熱い視線を集める『鬼滅の刃』。なぜこのタイミングでこの作品がここまでの注目を集めるのか。その理由と作品の魅力について、3人の知識人たちに分析していただいた。

鬼滅の刃

コロナ第三波の襲来におびえる日本を、『鬼滅の刃』ブームが席巻している。NHKですらプライムタイムのニュースで取り上げるほどのブームなので、普段アニメや漫画に興味のない方も一度はタイトルを耳にしたり、キャラクターを見かけたりしたことがあるだろう。

ストーリーの骨格はシンプルで、肉親を鬼に殺された少年が、生き残ったものの鬼になった妹を人間に戻す方法を模索するため、「鬼狩り」の組織に加わり、鬼たちとの戦いに身を投じていくというもの。
鬼狩りに参加する人間たちにも、狩られる鬼たちにもそれぞれに切ないエピソードがあり、深みのある人物描写に惹かれるファンも少なくない。

原作漫画はアニメ化をきっかけに部数を伸ばし、『鉄腕アトム』(手塚治虫)に並ぶ累計発行部数1億部を記録。

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』は公開からわずか24日間で興行収入200億円を突破。興収歴代1位の『千と千尋の神隠し』(スタジオジブリ)が59日かけて達成した数字を半分以下の日数でクリアすることとなり、興収日本一の座の奪取も視野に入ってきた。

また、テレビや街頭ではテレビアニメ・映画の主題歌が流れ、さまざまなメーカーや飲食店がコラボしたキャンペーンや商品が街中にあふれ、まさに社会現象といった盛り上がりを見せている。

なぜ、この作品がこのタイミングでこれだけのブームとなったのか。単なるヒット漫画の枠にとどまらない広がりを見せる秘密を探っていく。

『鬼滅の刃』を読み解く 目次

※『Nile’s NILE』2020年12月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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