パテック フィリップ ブティック 東京 銀座グランドオープンに寄せて

不朽の価値 第23回 まつあみ靖、パテック フィリップ ブティック 東京 銀座 グランドオープンに寄せて
エントランスの扉を開ければ、正面にタイムピースコレクションが並ぶ。

1976年にシンガポールで創業したアワーグラスは、現在アジアを中心に14都市に60店舗を構える、世界有数のハイエンドウォッチリテールグループに成長している。日本においては、アワーグラスジャパンが96年に設立され、2002年に銀座8丁目の並木通り沿いに「アワーグラス銀座店」を出店。以来、日本の高級時計シーンをリードしてきたことは、時計愛好家なら先刻ご承知だろう。10年には同じ並木通りの晴海通りにほど近い銀座5丁目に移転。21年にはリニューアルを実施し、さらなる拡充が図られた。

そのアワーグラス銀座が昨年8月、それまでの路面店から銀座6丁目のビルの8階に移り、和をモチーフとしたラグジュアリーな空間に生まれ変わった。コロナ禍を経て勃興してきた高級時計に対する新たなニーズや、インバウンド需要の高まりなど、時代の空気を敏感に捉えたものと見ることができる。

そしてこの移転と合わせて、これまでの銀座5丁目店舗が、新たに「パテック フィリップ ブティック東京 銀座」となることが発表された。24年暮れからプレオープン営業がスタート。そして、1月29日にグランドオープンを迎えた。

アワーグラスジャパン社長の桃井敦氏は、若くしてオーストラリアに渡りウォッチビジネスに携わり始め、アワーグラス オーストラリア、シンガポールでキャリアを重ねて帰国し、アワーグラスジャパンを創業。スイスのハイエンドメゾンと強い絆を築いてきた中でも、特にパテック フィリップの取り扱いで高い評価を得ている人物。そんな桃井氏にとって、パテック フィリップ ブティックのオープンが持つ意味は大きいだろう。

パテック フィリップの“ブティック”とは、パテック フィリップ ブランドのみを取り扱うリテールで、接客や専門的な知識などはもちろん、インテリアや什器などの全てにおいて、パテック フィリップ本社の意向を踏まえ、その世界観を遺憾なく体現した存在と言うことができる。銀座エリアでは初というだけでなく、最新コンセプトによる“ブティック”は日本初。パテックフィリップの正規販売店としては国内最大級の約200㎡の売り場面積を誇る。

重厚感のある扉から店舗に足を踏み入れれば、ラグジュアリーかつエレガントな空間が広がり、正面にはタイムピースコレクション、その左右に接客・商談スペースやVIPルーム、奥にはバーカウンター、ミーティングルーム、さらにエッセンシャル・メンテナンス・サービスを行うサービスカウンターも用意。パテック フィリップの魅力に触れる絶好の空間となっているのは言うまでもない。

このブティック、またアワーグラスジャパンの今後の展望などについて、社長の桃井氏の言葉を改めてお届けしたい。


●パテック フィリップ ブティック
東京 銀座
東京都中央区銀座5-4-6
ロイヤルクリスタル銀座
営業時間11:00~19:00
年中無休(年末年始を除く)
TEL 03-6264-5307

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    店内には4カ所の接客・商談スペースを用意。
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    ウィンドウディスプレーを始め、店舗の外観からもパテック フィリップの世界観があふれている。
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    店舗奥のバーカウンターには、国内外の銘酒が並ぶ。右手奥にはミーティングスペースもしつらえられている。
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まつあみ靖 まつあみ・やすし
1963年、島根県生まれ。87年、集英社入社。週刊プレイボーイ、PLAYBOY日本版編集部を経て、92年よりフリーに。時計、ファッション、音楽、インタビューなどの記事に携わる一方、音楽活動も展開中。著者に『ウォッチコンシェルジュ・メゾンガイド』(小学館)、『スーツが100ドルで売れる理由』(中経出版)ほか。

※『Nile’s NILE』2025年3月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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