北京からの「本当の呼び声」が聞こえる

時代を読む 第132回 原田武夫

時代を読む 第132回 原田武夫

私はこれを聞いてすぐさま切り返した。「素晴らしいアイデアだが、申し訳ない、率直に言って中国だけがその方向で努力しても我が国の側は必ずや中国共産党による策謀だと拒否するだろう。何らかの形で中和剤となる第三国を絡ませないといけないと思う」。

「そう、正にそうなのです」―同氏は全くもってそうだ、といった顔をしつつ、言葉を次いだ。ここから先はコンフィデンシャルなのでこの場では披歴(ひれき)することがかなわないが、結論を言うならば、至極納得できる担保をすでに思案済みであったようだ。その言葉を聞いて、「これはうまくいけば東アジアの大義にかなう大きなプロジェクトになる」と私は率直に言って感じた。そして弊研究所で何か出来ることがあれば何でも言って欲しいと言っておいた。

「トランプVersion2.0」の時代がいよいよ到来する。その攻撃の矛先は何よりも中国であると最初から言われている。しかしそのことをものともせず、北京のトップレベルに生きる友人たちは次元の違う戦略を持っている。それを知らないのは我が国だけだ。本当に……ニッポンは危ない。このままでは。

原田武夫 はらだ・たけお
元キャリア外交官。原田武夫国際戦略情報研究所代表(CEO)。情報リテラシー教育を多方面に展開。2015年よりG20を支える「B20」のメンバー。

※『Nile’s NILE』2025年1月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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