銀座をザワつかせる二つの超絶メゾンのブティック

  • 不朽の価値、第19回、まつあみ靖 不朽の価値、第19回、まつあみ靖
    フライングトゥールビヨンを搭載し、時分秒が独創的な動きを見せる驚愕レギュレーター。「ジェイコブ&コー アストロノミアレギュレーター」。手巻き、ケース径43㎜、RGケース×アリゲーターストラップ、3気圧防水、世界限定99本、価格要問い合わせ。
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    6月29日に行われたリニューアルオープンセレモニーには、北野武氏の姿も。

    ●ジェイコブ銀座
    東京都中央区銀座6-7-9 丸喜ビル1階
    TEL 03-6281-4777
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6月29日には、ジェイコブ&コーのブティックが、銀座8丁目から6丁目へ移転・増床し、リニューアルオープンセレモニーが行われた。来日した創業者で会長のジェイコブ・アラボ氏に加え、同メゾンの「ブガッティ シロン トゥールビヨン」のホワイトセラミック仕様を愛用する北野武氏も登場し、テープカットセレモニーに華を添えた。

ジェイコブ&コーは1986年にジュエラーとして創業、2002年から時計業界に参入し、5タイムゾーンモデルがセレブや芸能人の間でもてはやされた。その後、驚きに満ちた超複雑モデルやハイジュエリーピースに注力し、いわゆる時計専業ブランドとは一線を画した方向性を打ち出してきた。現在、同店への来訪者は、国内の顧客とインバウンドとが半々というが、ジェイコブ・アラボ氏は「今回のリニューアルは、インバウンドよりも日本の顧客を強く意識している」と強調した。

息子のベンジャミン・アラボ氏をCEOに据えたことに質問を向けると「彼にはビジネス面で実績を重ねることに期待を寄せている。自分はよりクリエーティブディレクターとしての役割に注力したい」と語った。

二つのブティックは、敷居が高そうでありつつ、予約なしで訪ねることができるのもうれしい。日本経済の弱体化が取り沙汰される昨今だが、高級時計業界は、まだ日本に伸び代あり、と見ているということだろうか。

●グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座
東京都中央区銀座4-3-10
TEL 03-3538-5401

●ジェイコブ銀座
東京都中央区銀座6-7-9 丸喜ビル1階
TEL 03-6281-4777

まつあみ靖 まつあみ・やすし
1963年、島根県生まれ。87年、集英社入社。週刊プレイボーイ、PLAYBOY日本版編集部を経て、92年よりフリーに。時計、ファッション、音楽、インタビューなどの記事に携わる一方、音楽活動も展開中。著者に『ウォッチコンシェルジュ・メゾンガイド』(小学館)、『スーツが100ドルで売れる理由』(中経出版)ほか。

※『Nile’s NILE』2024年9月号に掲載した記事をWEB用に編集し、掲載しています

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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