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ANDY WARHOL×銀座小十 奥田透

瞬間の芸術「料理」に全エネルギーを注ぐ五人の料理人が、ANDY WARHOLの世界に挑む。銀座小十 奥田透の挑戦とは。

Photo Masahiro Goda  Text Izumi Shibata

瞬間の芸術「料理」に全エネルギーを注ぐ五人の料理人が、ANDY WARHOLの世界に挑む。銀座小十 奥田透の挑戦とは。

銀座小十 奥田透
朴葉を取ると、5つのかぼす釜が出現。中に盛られた5品の料理は、毛蟹(けがに)とわかめの酢ゼリーがけ、かますの炭火焼きといくらおろし、いちじくと胡麻(ごま)だれ、松茸(まつたけ)の牛ロース巻き、春菊ときのこのおひたし。秋を存分に感じさせると同時に、甲殻類、魚、肉、野菜、果物という具合に素材のバリエーションを網羅。さらに調理法、温度にも変化をつけた。漆黒に満月が輝く様を描いた輪島塗のプレートは、赤木明登氏の作。全体の格調を高める。

お酒は、香りのよい純米吟醸を合わせた。
「シャンパンの乾杯もいいのですが、モンローが日本酒で食事を始めるという意外性も捨て難い。普段できない体験を楽しんでいただく趣向です」

なお、奥田さんは今回の「ウォーホル」というお題を知ったとき、「正直、何をどう考えたらいいのか分からず……。私は普段から美術が好きですが、それは横山大観や竹内栖鳳(せいほう)といった日本画を一通り見たという感じ。ポップアートは門外漢なので、困りました(笑)」という。
「でも彼の作品を見ていると、描きたいことを描いている潔さがある。作為がないのがすごいな、と思いました。あと、文句なしにかっこいいですよね」

奥田さんは「かっこいい」は自分の料理でも非常に大事にしているテーマだという。
「自分が身に着けるわけではありませんが、ディオールやヴィトンといったラグジュアリーブランドの店に行き、『このかっこよさ、洗練、美はどこからくるのか』を観察します」
とくに、日本料理のように伝統に立脚するジャンルだからこそ、幅広い対象から刺激を受け、美意識を掘り起こしておくことが大事だという。
「かっこよさや、キラリと光る色気を映す。そういう料理を私は作っていきたいですね」

ウォーホルの「かっこよさ」は、彼以降、どんなにポップアートの新星が現れようとも古びない。あらゆる時代、ジャンルの表現者にインスピレーションを与え続ける、そんなパワーを持っている。

銀座小十 奥田透

奥田透 おくだ・とおる

1969年、静岡県生まれ。高校卒業後、静岡の割烹(かっぽう)旅館「喜久屋」、京都「鮎の宿つたや」、徳島「青柳」を経て、99年に静岡に「春夏秋冬 花見小路」をオープン。2003年に「銀座小十」を開業。13年にパリ、17年にはニューヨークに出店。『ミシュランガイド東京 2022』では二つ星の評価を得ている。東京すし和食調理専門学校教育顧問。

●銀座小十
東京都中央区銀座5-4-8 カリオカビル4F
TEL 03-6215-9544
www.kojyu.jp

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真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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