日本で出合えるライト建築 ヨドコウ迎賓館

日本には、ライトの設計した名建築が当初の姿のまま残っている。これは、本国アメリカ以外では日本しかない。3つある「百年建築」のうち、今回は兵庫 芦屋の「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」をご紹介しよう。

Photo Satoru Seki Text Junko Chiba

日本には、ライトの設計した名建築が当初の姿のまま残っている。これは、本国アメリカ以外では日本しかない。3つある「百年建築」のうち、今回は兵庫 芦屋の「ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)」をご紹介しよう。

ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)
建物の外観を眺めながら長いアプローチを進むと正面玄関にたどり着く。

ヨドコウ迎賓館は、ライトが酒造家、山邑太左衛門の別邸として設計した個人住宅だ。芦屋市街を一望する高台に、山肌に沿うように階段状に建てられ、その景観と一体化した姿が美しい。

ヨドコウ迎賓館 屋上
屋上のバルコニーからは、六甲の山並み、芦屋市街、大阪湾までを見渡すことができる。

幾何学的な彫刻を施した大谷石の柱や壁、複雑な木組みの装飾など、和風の要素を取り入れたところに、ライトらしさがうかがわれる。

ヨドコウ迎賓館 応接室
2階にある応接室。装飾を施された大谷石の暖炉や柱が印象的な空間となっている。ライトはヨドコウ迎賓館の着工を見ずに帰国したため、実際の建築は、弟子の遠藤新、南信が手掛けた。

今回紹介した自由学園明日館、ヨドコウ迎賓館のほかに非公開ながらもう一つ、旧林愛作邸が残る。
一度、“ライト建築”をめぐってみてはいかがだろう。大正ロマンの風に吹かれながら過ごす文化的なひとときは、なかなか気持ちいいものだ。

●ヨドコウ迎賓館 (旧山邑家住宅)
兵庫県芦屋市山手町3-10
TEL 0797-38-1720
www.yodoko-geihinkan.jp

真のラグジュアリーとは何か

真のラグジュアリーとは何か

ラグジュアリーの定義が、音を立てて変わりゆく時代にあっても、最高峰のプロダクトを手にし、その圧倒的な美しさに触れる高揚感が、人生を鮮やかに彩る原動力であることを、私たちは知っています。
物質的な豊かさが、依然として私たちの精神を支える強靭な基盤であることに、言を俟ちません。
真の贅沢はそこから始まります。
アルゴリズムが弾き出す「正解」を疑い、自らの審美眼と直感で未踏の価値を切り拓く。
その「知的冒険」こそが、グローバリズム崩壊後の世界に残された、最後のラグジュアリーではないかと考えます。
Nile's NILE Digitalは、物質と精神、伝統と革新、都市の快楽と野生の回復――この相反する要素を「アンビバレンス」として愉しむ、選ばれた冒険者たちのためのプラットフォーム。
混沌を優雅にサバイブするための視座と、本物の体験へのアクセス権。
ここはまさにDesigning for the Exceptionalsの砦。
知的冒険者たちが集い、次なる航路を描くための、現代の港となります。

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